より短距離を早く走るために①

 

今回は短距離走のバイオメカニクスとインナーマッスルの関係性についての解説です。

近年、走行速度とインナーマッスルの関係性において注目されているのが『大腰筋』です。

 

まず大腰筋の機能解剖です。

大腰筋は浅頭が、第12胸椎~第4腰椎までの椎体および肋骨突起に付着、深頭が、全腰椎の肋骨突起に付着し途中腸骨筋と合わさり大腿骨小転子に走ります。

股関節の屈筋群であり、体幹と下肢を繋ぐ重要な筋肉です。

 

日本人のトップスプリンターは大腰筋の集計が約40㎠ほどに対し、黒人のトップスプリンターはその2倍以上あると言われています。

ではその差がどのように走りに影響するのでしょうか?

大腰筋の伸張反射

ストライドで股関節が伸張された時、その際に大腰筋が伸張反射を起こします。

この反射は無意識的に行われ大腰筋の強さに比例して反射も大きくなります。

膝を前方に戻す力が大きければ前方への推進力も大きくなるのです。

また体幹部の安定性が高くなれば四肢の可動性も大きくなるので総合的な運動力も増えていきます。

では腿上げを意識したトレーニングを行うのは効果的なのでしょうか?