三角靭帯損傷

〇三角靭帯損傷とは

 足、足関節の回内(外返し)によって生じる三角靭帯の損傷のことです。


格闘技や芝生の上で行うコンタクトスポーツ(ラグビー、アメフトなど)で発生することが多いです。

〇三角靭帯とは

三角靭帯は足関節内側に存在し、脛骨・距骨・舟状骨・踵骨を連結されます。

名の通り三部の靭帯からなります。構造は以下のとおりです。

・脛骨‐舟状骨間、

・脛骨‐距骨間(※距骨-脛骨間を結ぶ靭帯は前後で2本あります)

・脛骨‐踵骨間

三角靭帯の走行

(”出典:公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第 7巻アスレティックリハビリテーション”)



→三角靭帯は深層、浅層に分けられ、幅広く広がっています。

〇症状

疼痛/腫脹/圧痛/歩行制限


足関節外側靭帯に比べて重症感が強く、疼痛や腫脹も強く荷重が出来ないことも多いです。

そのため、内反捻挫よりも復帰の時間がかかる傾向にあります。

〇発生機序

 足関節が外返し(回内、外転、背屈)強制されることによって受傷する。足関節の構造的に内返しに比べて外返しはしづらいです。


 しかし、受傷誘因として芝生の上で行うスポーツでは、芝生にスパイクのピンが芝生に食い込み、足部が固定されてしまいます。

その状態で無理に強制的な負荷がかかってしまうため、受傷することが多いです。


例)スクラムで失敗/サッカーで相手と交錯した時など

〇診断

重症度→以下の三段階に分けられます。

Ⅰ度:断裂(-),保存治療のみ

Ⅱ度:部分断裂,保存治療

Ⅲ度:完全断裂,保存治療+手術

→Ⅲ度損傷の場合は遠位脛腓靭帯の損傷を伴うことが多いです。

圧痛部位→内果及び下方

※遠位脛腓靭帯も損傷している場合は足関節前外側上方にも圧痛を認めることがあります。

画像

エコー:炎症の有無

X-P:内果骨折等のスクリーニング,

(遠位脛腓靭帯の損傷を伴っていた場合)脛腓間の改題,内果関節列隙の開大

〇治療

Ⅲ度損傷の場合は手術対象の為、然るべき機関への受診をおすすめします。

急性期(~2週間)

マイクロカレント+アイシング/マイクロカレント+鍼/超音波(急性)

Ⅰ度:厚紙固定,Ⅱ度:プライトン固定/テーピング/松葉杖

テーピングのスターアップ及びフィギュアエイトは内反捻挫のテーピングと反対の周りにします。

またATFL(前距腓靭帯)テープは除外し、内側ヒールロックを追加します。

亜急性期(2週間~3週間)

マイクロカレント/交代浴/

Ⅰ度:テープのみ,Ⅱ度:プライトン固定/足趾運動

Ⅰ度損傷の場合、背屈運動やストレッチボード、ディスクなどのリハビリテーションを行い始めます。

慢性期(3週間~)

超音波フロ/超音波(温熱)/テーピング/足趾運動/ストレッチボード/ディスクex

歩行時痛/階段昇降時で痛みなし→片足ジャンプ動作→ジョギング

という流れにします。



参考


公益社団法人 日本整形外科学会


公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト 第3巻スポーツ外傷・障害の基礎知識


公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト 第7巻アスレティックリハビリテーション

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