腱板損傷

最終更新: 4月15日

腱板損傷とは

 肩を動かした時に痛みが出たりした時に『四十肩、五十肩』と勝手に決めつけてしまう方がほとんどです。今回は『腱板損傷』についてです。



腱板とは

 腱板(rotator cuff)とは上腕骨頭の表面に付着し、肩関節を安定させて、外転、外旋を行う筋肉の集合体であり、肩甲下筋,棘上筋,棘下筋,小円筋から形成される。肩甲下筋は上腕骨小結節に付着し触診不可であるが棘上筋,棘下筋,小円筋,は大結節に付着するため触診可能です。




(腱板の触診方法)

腱板は肩峰直下にあるので、それを触知するためには肩峰下から出さなければなりません。→腕を肘関節を保持し、そして肘関節を後へ持ち上げる。腱板は肩峰前縁の少し下部ではっきり触れるが棘上筋,棘下筋,小円筋は互いに区別できず、一塊となって触診できます。



出典“脊椎と四肢の診かた”


発生原因

 腱板断裂は棘上筋腱と棘下筋腱に起こる場合が多く、加齢による腱板の変性(筋肉が痩せる)に何らかの外傷が加わり発症します。50歳以上の中高齢に多い疾患。もちろん、10代、20代にもおこります。若年者ではスポーツで強く大きな外力が加わった場合に発症します。( 野球、柔道、レスリングなど)

症状

損傷、断裂の程度によって異なる。

疼痛→主に運動痛、夜間痛。また、疼痛の程度は個人差が大きく、腱板の変性が強いと考えられる。高齢者の場合は疼痛の自覚がないケースも稀にあります。

機能障害→腕が挙げられなくなる。程度と部分断裂によって異なるが肩甲骨の回旋と三角筋が働く(肘を曲げて届く部分は平気、肘を伸ばすと腱板に負担がかかる。)辺りまでは可能で、それ以上は運動痛が伴い腕が挙げられないケースが多い。

 また、重度のケース完全断裂では腕が挙げられなくなる。

・腱板断裂に加えて大結節剥離骨折の可能性もあるのでレントゲン検査、MRI検査はすごく重要です。

筋力低下→①強い痛みがあり側挙90°以下のもの②強い痛みがあり動作が不自由なもの③筋力が低下して動作が不自由なものが挙げられる。

その他→側挙時の側弯、菱形筋や肩甲挙筋の過緊張、棘上筋・棘下筋の萎縮など筋肉のこわばりがあります。

 分類

腱板断裂の分類:

軟部損傷→外傷が腱板に加わったものの断裂に至らないもの(打撲、捻挫、挫傷など)。外傷性の肩峰下滑液包炎や腱板炎も含まれる。

部分(不全)断裂→疼痛・挙上障害など腱板断裂特有の臨床症状を呈しているが造影剤の漏出がないか不鮮明なもの、あるいは逆に漏出があっても症状がごく軽微なもの。

完全断裂→骨頭が露呈したもの

 診断方法

・圧痛点

大結節部→五十肩、腱板断裂、石灰沈着型腱板炎、大結節剥離骨折

烏口突起→五十肩/腱板疎部→腱板疎部損傷

理学的検査

棘上筋テスト

Lift-back テスト(肩甲下筋腱断裂)

インピンジメントテスト(neer,hawkins)(損傷)

painful arc sign(損傷)

Drop arm sign(断裂)

・その他

肩峰下滑液包の水腫、関節雑音、外傷の既往、棘下筋の萎縮など

 )治療

 断裂がはっきりしている場合を除いて3週間以内の保存療法と積極的な電気療法ご治療の基本となります。

当院では診察の時点で上肢の挙上運動が全くできない、だらりと腕が下がっている状態や超音波観察でも確認をし、完全断裂または大結節剥離骨折の可能性がある場合は、三角巾で提肘し、精査をできる病院をご紹介します。)

 手術の必要がなく、当院で治療可能と判断した上で治療開始します。

・急性期(1〜2週間)

肩のサポーター三角巾で提肘し、安静にできる肢位をアドバイスします。軽度の場合はテーピングでも大丈夫です。症状に合わせた固定方法でおこないます。

損傷や骨折で疼痛が酷い場合は+バストバンドで肩を上げた状態で固定をする。

たまるやでの治療はアイシング,MCRパット,US(急),MCR APなど急性期に合わせた対応をします。

・亜急性期(2〜3週間)

肩関節は拘縮が起こるのが早いため、早期の筋肉(インナー)トレーニングが不可欠です。

たまるやでの電気治療炎症を下げつつ、運動療法も積極的に行います。

・慢性期(3週間〜)

固定無し、硬結や拘縮を緩和させるために積極的に温めて筋肉を動かしていく。

積極的に肩のリハビリを行わなくてはなりません。この時期には患者さんの意識も重要です。

特に早く治したいとう方は運動療法センターでリハビリする事も可能です。

たまるや運動療法センター https://www.tamaruyacore.space

積極的な電気治療は鍼に電気を流して拘縮などを緩和する事もできます。

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​たまるやスポーツ鍼灸整骨院

〒105-0004

​東京都港区新橋1-18-14 

三洋堂ビル本館 7F

TEL : 03-3593-5093  

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