外脛骨
更新日:2020年4月15日
子供が『何か足痛い!!』と言うと足の内側だとこの成長障害の外脛骨かなと疑います。
足の舟状骨内側に存在する過剰骨が疼痛の原因、成長過程で骨が癒合しなかった場合でもなります。
外脛骨の発生率は10~20%といわれます。
有痛性外脛骨は10~15歳の女性に多く、体重増加、運動量の増加などが関係するといわれている。
また同部位には内側縦アーチの保持に関与する後脛骨筋が付着しており、扁平足のある患者さんに発生する傾向があります。下記の青い位置に外脛骨ができます。

出典“THE ANATOMY COLORING BOOK ”
発生機序
運動量増加に伴い、徐々に疼痛が出現する。運動後に多々繰り返す。
関節の捻挫などの外傷を契機として出現するものがあり、成人期に発症する有痛性外脛骨の多くは外傷を契機とします。
症状
足部内側に骨性隆起を認める。局所に疼痛、発赤、熱感がみられる。靴を履いた際に同部が圧迫されて痛みを訴える。炎症が強い時は歩行障害が起きる。
治療法
たまるやでは内側のアーチが落ちないように初期対応ではテーピングなどをし、炎症がおさまり次第に歩行に改善指導、インソールなどを作って治療・予防していきます。
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